鼻の横が黒っぽくて目立つなと思うことはないですか?鼻の横の黒ずみは鼻が汚れているように見えるし、遠くからでも鼻の輪郭がくっきり見えてしまう。
自分で見ても気持ちが悪いのに他の人はどう見えているんだ…と考えると怖くなるよね。今回は鼻の横が黒くなる原因とケアについてまとめています。
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鼻の横が黒く見えるのはなぜ?
しっかり洗顔してるし、毛穴パックもしてるし、蒸しタオルもしてるし…だけど鼻の横の黒ずみだけが消えない。鼻の横の黒ずみに悩む人は多い。
黒ずみは化粧でカバーできるけど、無いにこしたことはないよね。
鼻の横が何でこんなに黒く見えるのかと言うと、鼻の横は油が多いから。油は皮脂なので脂って書くんだけど、触ると指に脂がつく。
腕や足に触っても脂はつかない。鼻の横は他の部分に比べて皮脂が多い。こういう部分を脂漏部位って言うんだけど、鼻とおでこと頭皮が一番皮脂が多い。
皮脂って何のために分泌されているのかと言うと、肌からの水分蒸発を防いだり肌の上で雑菌が増えすぎないように働いている。肌を脂の膜でコーティングしている感じ。
昔は皮脂が肌を潤している、乾燥肌は皮脂が少ないからだ、って考えられてたんだけど、1980年代頃から肌の仕組みが解明されて皮脂と肌の潤いは関係がないというのがわかった。
それで最近は黒っぽく見えたり毛穴が目立つのは、皮脂によって皮膚がダメージを受けているからというのがわかってきたんだ。
皮脂って常に毛穴のまわりに溜まっていて、酸化・分解されると肌を老化させる物質に変わる。
鼻の横は毛穴も多いし皮脂も多いから、ダメージを受けやすい。毛穴まわりにまず赤みが出て、茶色く変色し、最後には黒っぽくなる。漏斗状になるから毛穴が目立つ。
毛穴まわりの皮膚に問題があるわけだから、毛穴パックしようが蒸しタオルをしようがあまり意味がないんだよね。
美白化粧品で鼻の横の黒ずみは消える?
鼻の横の黒ずみで悩んでいるひとは1度くらいは美白化粧品を手にしたことがあるかもしれない。
美白化粧品というのはその名前のとおり美白するもの。化粧水とか美容液とかあるよね。
美白化粧品には主に3つのタイプがある。メラニンを漂白するもの、メラニンをができる前に合成を抑えるもの、メラノサイトを壊すもの。
鼻の横の黒ずみが明らかに紫外線によるものだったら効果を感じることができるかもしれけど、原因が紫外線ではないという人は使わない方がいい。
美白化粧品に含まれる美白の元となる成分は肌には浸透しない。美白化粧品というのは皮膚の保護膜を壊し浸透させるように作られている。
無理に浸透させるものだから、皮膚は過敏になって様々な刺激物にアレルギーを起こしやすくなる。
知らないうちに肌が敏感肌や乾燥肌になってしまう。鼻の横が黒い!色素沈着だ!美白しよう!って思ってしまうけど、美白化粧品では黒ずみは改善しない。
鼻の横の黒ずみを消すには?
もういいかげん鼻の横の黒ずみを何とかしたいよね。「鼻が汚れてるよ」なんて言われた日にはヘコむね。
鼻の横の黒ずみは毛穴まわりがダメージを受けているって話をしたけど、皮膚ってダメージを受けると皮膚が生まれ変わるサイクルが狂ってくる。
ターンオーバーっていうんだけど、皮膚の細胞は生まれると皮膚表面にむかって上へ上へと押し上げられて最終的には約28日で垢になって剥がれ落ちる。
10代ころは肌が生まれ変わるサイクルが整っているから1ヶ月もすれば黒ずみは薄くなって消えちゃう。だけど、年齢を重ねてくると28日のサイクルが崩れてくる。
いつまでたっても、色んなケアをしても黒ずみが消えない。垢となって剥がれ落ちないし、剥がれる前にまた新たに皮膚がダメージを受けている。
年齢って言われたらどうしようもないけど解決法はある。それは、肌が生まれ変わるサイクルを元の状態とまではいかないけど限りなく元に近づけること。
サイクルを早めるということではない。肌のサイクルを早めた方が綺麗な肌になるって言う人もいるけどそれは間違い。
ピーリングなんかがそれ。ピーリングは肌表面の角質を剥がす。鼻の黒ずみにおすすめされているけど、一時的なもので黒ずみが出る人の根本的な解決にはならない。
定期的にピーリングをして肌のサイクルを早めると、肌がそのサイクルに適応してしまい水分を蓄えることができない未熟な肌がむき出しになる。
そうなればアレルギーを起こしやすい肌になったり、赤みや痒み乾燥が肌に現れてくる。
肌のサイクルをどうやって戻すかというと、肌の中の角質細胞間脂質を増やしてあげるということ。
聞いたことがない人は何だそれ?ってなるけど、肌は皮脂と天然保湿因子と角質細胞間脂質の3つがバランスよく保たれている時が健康的といわれている。
皮脂っていうのは顔をテカらせている脂ね、これは皮膚から水分蒸発を防いで雑菌の繁殖を抑える。
天然保湿因子は水分を吸着する保湿成分。保湿力はあまり強くないアミノ酸や尿素のこと。
角質細胞間脂質は細胞同士を繋ぎ止めて水分を抱え込む脂。肌のサイクルが遅くなるのは角質細胞間脂質が低下していることが原因の1つにある。
角質細胞間脂質が低下している時は肌に水分を蓄える力がない。肌の弾力が無くなり、乾燥はもちろん生まれ変わりのサイクルも乱れるため黒ずみのある層がいつまでも肌に残る。
だから黒ずみを消したいなら角質細胞間脂質を補い、黒ずみがある層を押し上げてあげることが大切。
角質細胞間脂質は水分を抱え込む脂だけど、何種類もの脂が混じりあっている。その主なものはセラミド。
セラミドは聞いたことがある人もいるかもしれないけど、保湿成分の中では最強。低下した角質細胞間脂質はセラミドを補うことで回復する。
セラミドって今注目されているから、ドラッグストアではセラミド配合のものが溢れている。化粧水とか美容液とか保湿クリームね。
余計な添加物、香りやオイルとか一緒に配合されていると肌の弱い人はアレルギーを起こす。
肌の状態って人によって違うから実際に使ってみて肌に合うものを選んだ方がいいんだ。
高いものが効果を感じやすいとか、配合されているものが少ない方が肌に優しいとかは人によって違うよね。
セラミド使うと肌の水分量が上昇するという研究結果が出ているし、水分量が上がれば肌の生まれ変わりも正常になり黒ずみも消える。
使うならセラミドが配合されたケア用品を使うようにしましょう。
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