雨が続き湿度も高くなる梅雨。梅雨になるとなぜか顔や身体に痒みが出てしまう方もいると思います。梅雨が明ければ痒みも無くなるだろうとそのままにしていると、赤みや乾燥が残り痒みをぶり返してしまうことも…。
痒みには早めの対処が必要です。今回は梅雨になると顔が痒くなる原因と対処法を見てみましょう。
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梅雨になると顔が痒くなるのはなぜ?
梅雨になると痒みなどの肌トラブルを感じてしまう人は、皮膚のバリア機能が低下していることが原因の一つにあります。
皮膚のバリアとは体内からの水分蒸発を防いだり、雑菌やハウスダスト、アレルギー物質から皮膚を守る働きをしています。皮膚のバリアが低下してしまうと皮膚には次のような影響が出てしまいます。
肌が乾燥しやすくなる
梅雨は空気中の水分量も多いため肌は乾燥しないように思われがちですが、気温が高いため汗をかいてしまいます。
皮膚のバリアには水分蒸発を防ぐ力がありますが、低下しているときには汗が蒸発するときに一緒に体内の水分も抜けやすくなってしまいます。水分が抜けた皮膚は乾燥し痒みを感じやすくなります。
ハウスダストによる皮膚刺激を受けやすくなる
ハウスダストには塵やほこり、ダニの死骸や花粉が含まれています。これらはアレルゲンであり、体内に入ると湿疹やくしゃみなどのアレルギー反応が起こります。
皮膚のバリア機能が低下しているとアレルゲンが付着するだけでも痒みや赤みなどの反応が出てしまいます。
また梅雨の時期には寝具を干すことができないため、ハウスダストが溜まりやすく顔に付着し痒みを引き起こしてしまいます。
自律神経が乱れやすくなる
自律神経とは自分の意思と関係なく身体の機能をコントロールする神経のことです。内臓や血管を動かすのも自律神経の働きによります。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、日中には身体を活動しやすい状態にする交感神経が働き、夜にはリラックス状態を作りだす副交感神経が働きます。
梅雨時期は雨や湿度、気温による環境の変化でストレスを感じやすくなります。ストレスを感じると交感神経と副交感神経のバランスが崩れ皮膚のバリアが低下し痒みを感じやすくなったり、肌に乾燥が強く出ることがあります。
梅雨時期の痒み、顔が痒い時の対処法は?
梅雨になると顔に痒みが出る方は皮膚のバリアを高めるケアをするようにしましょう。皮膚のバリアは皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質の3つがバランスよく保たれている時に機能します。
顔に痒みなどの肌トラブルを感じでしまう人の多くは角質細胞間脂質が不足しています。角質細胞間脂質は「セラミド」とも呼ばれ肌の中で水分を挟み込んで逃がさない働きをします。
セラミドを補い水分を肌の中に蓄えることで、乾燥を防ぎハウスダストなどの刺激物質に影響を受けない肌を作ることができます。
セラミドは注目されていることもあり、スキンケア用品やサプリメントでも摂り入れることができます。
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まとめ
梅雨は気温や湿度により肌トラブルを起こしやすい時期です。
顔の痒みは軽度のものであれば自然に治ることもありますが、長く続くようであれば皮膚のバリアが低下して乾燥やアレルギー物質による刺激を受けている可能性があります。早めにケアをして、痒みを悪化させないようにしましょう。
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