顔の痒みが続いたり皮むけがあると気になり日常生活に支障が出てしまいます。長く続く痒みが実は水虫によるものだった、というのは珍しい事ではありません。
水虫は足にできることが多いですが、手や顔・そのほかの部分にもうつってしまうことがあります。顔に水虫ができた際の症状や予防についてまとめてみました。
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水虫ってどんなもの?
水虫は白癬菌というカビが皮膚について繁殖したものをいいます。皮膚の角化した細胞を好んで食べています。
靴下や靴により湿度が高い足は白癬菌にとって住みやすい場所であるため水虫は足にできることの多い病気です。
ですが、仕事柄常にマスクをしている人、帽子をかぶっている人、免疫力の弱い人には足以外の部位に白癬菌が確認されることがあります。
水虫ができるとどんな症状が出るの?
水虫は発疹の形により4つに分けることができます。
■ 汗疱型…小さな水泡ができて痒みがあります。
■ 趾間型…ふやけて皮がむけ、痒みがあります。
■ 角化型…皮が厚くなりポロポロむけてきます。
■ 爪白癬…爪に白癬菌が入り分厚く白くなります。
顔に水虫ができると小さな水泡や皮むけが見られることがあります。痒みを伴うため、引っ掻いてしまうことで赤みや乾燥を繰り返し皮膚状態が悪くなります。
髪の生え際や頭部に水虫がうつると、フケが多くなります。
顔水虫と顔の湿疹は見分けられる?
顔水虫と顔の湿疹は見た目だけでは判断できません。長く続くような痒みや赤みは皮膚科で検査をして白癬菌の有無を調べてもらうようにしましょう。
白癬菌が確認された場合には抗真菌剤の塗り薬を半年近く続ける必要があります。
薬を塗り続けると2か月ほどで皮膚状態が元に戻ってきますが、白癬菌は皮膚の奥底に潜んでいて薬をやめると急激に繁殖し始めることがあります。必ず医師の指示通りに薬を塗るようにしましょう。
顔水虫を予防するには?
足に水虫がある人、家族が水虫をもっている人は同じタオルを使わないようにしましょう。
また、仕事柄マスクや帽子をかぶることの多い人は、仕事が終わった後は必ず洗顔石けんやシャンプーを使いしっかり洗うようにしましょう。
まとめ
水虫は足だけに発症することが多いため、顔水虫と疑わずにそのままにして悪化させてしまうことがあります。
疲労や睡眠不足、栄養の偏りなどがあると体は抵抗力がなくなり菌が繁殖しやすくなるので注意が必要です。顔の痒みが長く続く時は早めに皮膚科を受診しましょう。
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