オロナインが傷や乾燥に良いというのは昔からよく言われていて、家庭では1つ持っているととても便利な薬です。最近ではオロナイン水も流行り、化粧水や精製水などで薄めて保湿剤の代わりとして使っている方も増えています。
顔に痒みがある方にもオロナインは期待できるものなのでしょうか?オロナインの効果について学んでみましょう。
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オロナインの特徴
オロナインとはドラッグストアなどで購入できる軟膏であり、ひび・あかぎれ・切り傷・すり傷・水虫・ニキビなどに効果を発揮する万能軟膏です。
主成分はクロルヘキシジングルコン酸塩液であり殺菌作用に優れています。また、止血作用があるラウロマクロゴールが配合されています。
注意書きには「湿疹・ただれ・かぶれ・虫刺されには使用してはいけない」と記載されていることから、赤みが起きている肌には悪化する場合があります。
オロナイン水が流行った理由
美容や肌の乾燥が気になる方が始めたのがきっかけでオロナイン水と呼ばれるものが流行りました。オロナインを化粧水や精製水で溶かすと、伸びの良い保湿剤として使用できます。
オロナインにはグリセリンやオリーブオイル、ワセリンなどが含まれているため、肌に水分を引き寄せ外へ逃がさない効果があります。
顔の乾燥が気になる方には効果が期待できるものですが、赤みが起きている肌は使用の際に注意が必要です。
顔の痒みにオロナインやオロナイン水を使用しても大丈夫?
顔の痒みが乾燥による痒みなのか、赤みによる痒みなのかを見極めて使用するようにしましょう。
乾燥を起こしている顔の痒みには水分や油分を与えることで痒みを抑えることができます。
しかし、赤みによって顔に痒みが出ている場合には殺菌作用があるクロルヘキシジングルコン酸塩液や一緒に含まれる添加物が赤みのある箇所に刺激を与え、痒みを増幅させてしまうおそれがあります。
顔に触れて熱を持っているような肌にはオロナインではなく、ステロイド剤や消炎作用のある保湿剤で赤みを落ち着かせるようにしましょう。
まとめ
顔に痒みが出やすい方は、体質や環境で肌の力が弱まっています。オロナインは傷の回復を助け保湿をして乾燥を防いでくれますが、肌そのものの力を回復してくれるわけではありません。
肌の機能を回復してくれるヒアルロン酸やセラミドなどが配合された保湿剤も一緒に使うとより効果的です。
また、オロナインは痒みの種類によっては赤みを広げ痒みを強くしてしまうこともありますので、顔の肌状態を見極めながら使用するようにしましょう。
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